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【病院日誌】泉南動物病院のブログ

大阪府泉南郡熊取町にある泉南動物病院より発信する日記です。

子猫の命  

さて、今日は少し長いお話をさせて頂きたいと思います。


今朝、病院の前にダンボールに入れられて子猫が捨てられておりました。
まだ、へその緒がついている子猫でした。

どういう理由でこの子猫が捨てられることになったのかは、わかりません。
拾ったのか、家で生まれたのか・・・
どんな理由であれ、捨てたことに対して、私は怒りを覚えました。
明け方、まだ寒い時間です。
どれだけ心細かったでしょう、寒かったでしょう。
寒いだけで死んでしまうかもしれないほど生まれたばかりの命です。

もし、おうちで生まれたのなら、
育てられないとわかっていて、去勢・避妊手術を怠った飼い主の責任です。
もし、拾ったのなら、
自分で育てられないのに、拾ってしまったあなた自身の責任です。

その責任を動物病院に押し付けるとは、どういうことでしょう。
病院の前に捨てて、助けたつもりですか?


動物病院では、動物の病気の予防や治療を行っていますが、
それは飼い主さんありきのお話です。
犬や猫は自分で治療することが出来ません。自分でお薬を飲むことすらできません。
ご飯だって、自分ひとりでは食べることができないでしょう。
そう、生きていくには、飼い主さんの手が必要なのです。

しかし、この子猫は飼い主さんがいません。
治療したところで、引き続き、お世話は誰がしてくれるのでしょうか。

里親募集?
そうですね、里親募集もいいでしょう。
では、里親さんが見つからなかったらどうしますか?
見つからなかった場合も考えてみてください。


見つからなかった場合は、殺処分しか道はないでしょう。



(この子に関しては、里親さんが見つからなかった場合、私が責任を持ちますが、
今後、何匹も子猫が捨てられることになれば、その道しか残っていないでしょう。)


動物を育てるということは、その子の命に責任を持つということです。
10年、15年、20年、その子が生きている間、変わらず愛し続けてあげることをいうのです。
それが出来ないのであれば、飼うことは出来ません。
拾うことも、然りです。
里親が見つかる保障はどこにもありません。
もしかしたら病気を抱えているかもしれません。(猫は感染症のリスクが高いです)
そんなリスクを承知の上で、
見つからなかった時、病気だった時、あなた自身でその子の命が尽きるまで、愛してあげられますか?
動物を飼う前、拾う前、必ず、自分に問うてください。
IMG_9771.jpg

最後に、
この子の命を軽んじたあなたを私は許せません。


動物を捨てることは犯罪です。
動物管理愛護法により、100万円以下の罰金に処されます。

事務 山田


※当院のブログ等で行っている子猫の里親募集は飼い主さんからの依頼によるものです。
 保護活動は行っておりません。
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category: スタッフより

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